男性の不妊の原因
不妊で悩んでいるとき、その原因は男性側にある場合もあります。
妊娠は男性と女性の交わりによって起こるものですから、どちらかが妊娠が起こりにくい状態にあると不妊となる場合があります。
妊娠が直接起こるのは女性側の体になりますが、男性にとっても関係のある話となりますから、男性側に当てはまる原因について注意しておくといいでしょう。
精子の機能の障害
男性が不妊の原因となるケースで多いのが精子の機能障害です。
この障害は射精しない、そもそも勃起しないという障害とは別のものとなり、射精できる方でもこの障害に当てはまるケースはあります。
精液に精子がいないというのもこの機能障害の一つとなります。
通常は精液の中には数億の精子がいるとされますが、これが一つもないのです。
精子がいなければどれだけ射精しても妊娠は起こりません。
これが不妊の原因となっている場合もあります。
精子はいるものの、やはり機能に障害があるケースもあります。
まずその数に問題があるケースがあります。
いないわけではなく、精液の中に精子は確かにいるのですが、その数がかなり少ないため、妊娠が起こりにくい状態となっているのです。
一般的な数はいても妊娠が起こりにくくなる状態もあります。
射精されたあとの精子は自ら運動して卵子までたどり着く仕組みとなっていますが、このときの運動があまり活発でない症状もあるのです。
この場合、精液の中には十分な数の精子がいることになりますが、そのいずれもが卵子までたどり着く可能性が低く、やはり妊娠が起こりにくくなるのです。
このように勃起して射精できる方でも、その精液に含まれる精子に何らかの障害が起きている場合があります。
男性にある不妊の原因としてはこのケースが比較的多いです。
そのほかの原因について
精子の障害のほかにも男性の不妊の原因となる症状はあります。
たとえば精液が作られていないという症状があります。
妊娠に必要なものが適切に作られていないため、妊娠が起こりにくくなるのです。
精子や精液が尿道からきちんと排出されず、体内の別の場所に留まったり、流れたりする症状もあります。
そもそも勃起しないなどの障害ももちろん男性の不妊の原因となるなど、そのほかにも原因はたくさんあります。
男性の不妊の病院選び
原因が男性にあるのではないかと不安な方や、一度その可能性を調べてみたい方など、男性の不妊に詳しかったり、その可能性も視野に入れていたりする病院を選ぶといいでしょう。
東京都内ではたとえば新宿に男性の不妊外来を設けている産婦人科があります。
このような病院を利用するとその不妊の原因が男性側にあるのか調べられますし、その可能性が高いとわかれば治療も進められます。